呼び方は、複数ありますが、表している音は一つ。
以前、半音階の運指について、書きました。
譜読みをする時に、♯と♭が出てきて、運指も頭が混乱することってありますよね。
♯や♭は、楽譜上、前の音(元の音)から見て、半音上げるのか、半音下げるのかを指示する記号です。
ピアノの鍵盤を思い浮かべて下さい。
半音は、黒鍵にあたる部分です。
それでは、黒鍵を確認してみましょう。
ドから半音見上げるとド♯ = レから半音見下ろすとレ♭
レから半音見上げるとレ♯ = ミから半音見下ろすとミ♭
ファから半音見上げるとファ♯ = ソから半音見下ろすとソ♭
ソから半音見上げるとソ♯ = ラから半音見下ろすとラ♭
ラから半音見上げるとラ♯ = シから半音見下ろすとシ♭
はーい、異なる名前だけれども、音は同じ。一つの音に、異なる呼び方がつけられている。と理解出来ましたでしょうか。
これが、異名同音でした。
異名同音を整理するといい事が
嬰へ長調 F♯メジャー(調号♯6こ)と変ト長調 G♭メジャー(調号♭6こ)は、同じ音を吹いている!事に気づきましたか。
練習している時に、ピアノの鍵盤が浮かぶと、とても便利ですよ。是非、ゆっくり覚えてみて下さいね。
ここで、引っかけ問題
①ミ♯は、どんな音でしょう?
②ド♭は、どんな音でしょう?
答えは、ダブルシャープとダブルフラットについてをご覧下さい。