サックスアンサンブル練習での心得

サックスアンサンブル練習での心得

役割を楽しんで!

今日は、気持ちの良い天気です。アンサンブルコンテストの季節がやって参りました。今回は、アンサンブル作品を取り組むシーズンですので、
サックスアンサンブル練習においての役割とバランスについて考えてみようと思います。私なりに、思っている事も書いてみます。
サックス四重奏アンサンブルでの、各楽器の基本的な役割
このように、声部=役割
外声メロディ(主旋律)

内声ハーモニー

外声ベース

基本的な役割が決められていて、場面によって役割が交換される事もあります。
また、オブリガード(対旋律、副旋律)が入り、役割が増えることもありますね。
外声メロディ
内声オブリガード
内声ハーモニー
外声ベース
それぞれの役割と働きは、
・メロディ その曲のお顔 →劇だったら、主人公かな。
・オブリガード メロディとは独立した動きをし、メロディを彩る働き →劇だったら、主人公を引き立てる、もう一人の登場人物かな。
・ハーモニー 和音 →劇だったら、背景・景色、明るさ、暖かさ。その場の雰囲気。空気を演じるって、難しいですよねー。
・ベース →劇だったら、物語の語り。ストーリーを引っ張る大事なお仕事。
と言った所でしょうか。
役割分担が決まった所で、このバランスを取るのが非常に難しい。
そこで、
①スコアから、自分の役割について、話し合いましょう。
※各自考えてきて。では、なく、メンバーの意思統一を図る為、話し合いが大事です。
私は、話し合いの結果を、ペンでスコアに
メロディ→ピンク
オブリガード→ブルー
ハーモニー→イエロー
ベース→グリーン  のように色分けし、パートメンバーと共有したりしていました(^ ^)
ずっと同じ役割ではない事を発見したり、お友達とどのように協力したら良いか、を考える事ができます。
②奏者の音量をアンサンブル用に揃えよう。
※私のフォルテとお友達のフォルテが違う事ってあります!?
・奏者ごとに、音量の加減が違います(大きな音が鳴らすのが得意な人。小さな音を鳴らすのが苦手で、大きくなってしまう人。など)
・楽器ごとに、同じ音量でも、聞こえやすい音程がある(高い音は、聞こえやすい、人の耳に届きやすい。)
・7重奏sop1alto3ten2bar1の場合は、内声の人数が多い。(外声がつらいんです!)
この場合は、アンサンブル曲に手をつける前に、簡単なハーモニーブックなどを活用したりして、アンサンブルチーム用の各奏者の音量を揃えましょう。
一人ずつ順番に音を重ねて、バランスを確認して下さい。
私は、フォルテで吹いた。だけでなく、相手がどう聞こえているか、意見交換する事が大事ですよ。
奏者の体格、楽器の大きさ、を考慮して、そのチームでの適正なバランスを探していきましょう。
お互いに愛を持って、改善策を話し合って下さいね♪
役割の魅力とそれぞれの事情を理解すると、一歩前進したアンサンブルチームに育って行くと思います。
楽しく、頑張りましょう!