『17世紀のクリスマス』より、シュトレンを

『17世紀のクリスマス』より、シュトレンを
もう少しでクリスマス。
サクソフォン教本で、17世紀のクリスマスという曲を習う時に、アメリカとヨーロッパでクリスマス文化の違いがあるお話をさせて頂いています。
ヨーロッパでは、「パンはわが肉、葡萄酒(ワイン)はわが血」というキリストの言葉があり、クリスマスは、家族で集まり、パンとワインを食して、一年の平和に過ごせたお礼と来年への祈りを捧げる時間でした。パンとワインを食べ飲むということは、キリストの肉体と信者が一体化するということで、信者がそのままキリストと同化するということのようです。キリストの愛はそれほど平等であり、深く広いということでしょう。
さて、クリスマスに食すパンは、ヨーロッパでも色々あるようです。今年は、タカキベーカリーさんのシュトレンを食べてみました。
シュトレンは、ドイツの伝統的なクリスマスのお菓子です。
ブランデーに漬け込んだドライフルーツが生地に練りこまれており、表面にはたっぷり粉砂糖がまぶされています。
ドイツでは、キリスト教のアドヴェント(クリスマス・イブの4週間前からイブまで)の期間に、薄くスライスして少しずつ食べながら、楽しみにクリスマスを待つ習慣があります。少しずつ時間をかけて食べることで、熟成の味の変化を楽しむことができます。
曲の時代に思いを馳せて、ティタイムを過ごすのは、いかがでしょうか。
あま〜いので、少しずつ切り分けて、紅茶とピッタリ。