サックスのリード寿命と長く使うために、リードを育てるとは。

サックスのリード寿命と長く使うために、リードを育てるとは。

リードの人生は、儚い。

普段は、ヴァンドレンリードの箱の説明書は、ポイと捨てていたのですが、かわいい絵が書かれていました。
今さら、なんですが・・・
目にとまり。
それによると、
2年間の育成と2年間の自然乾燥による完璧なケーン。
順調に出荷を迎えるまでに、実に4年の歳月。

 

私は、リードを2週間くらいで取り替えています。
そして、10本のうちに、全てが吹き心地が良い訳ではありません。
そう考えると、リードは、セミのような、儚い人生を辿るのです。尊い。
儚いリードちゃんを、少しでも活かすには!
サックスのリード寿命と長く使うために、リードを育てるとは。について、
私の方法をお話ししようと思います。
リードの寿命は、吹き始めてから、1〜2週間とされた記述が多いですね。
練習している時間、頻度によっても、目安は変わりますので、よくご自分を調子を見極めて、
替え時を考えてみて下さい。
リードを開封した時
1吹き心地が良いもの
2音が出にくい、苦しいもの
3音が簡単に出やすいもの、ペラペラに感じるもの
こんな風に、パッと分けられると思います。
このように分類出来たら、リードを育てていきます。
1は、そのまま使用します。あなたの感じているリードのピークが来ている状態ですので、大切に使いましょう。この後は、段々とピークが過ぎて、鳴りにくくなったり、音色が崩れてきたら、取り替えます。
2と3は、リードを育てます。
練習で、少しずつ使い続けてみて下さい。苦しいものを長時間使うことは、避けて下さい。アンブシュアに負担がかかります。
2は、使い続ける事により、柔らかくなって、調子が上がる可能性があります。
3は、私の経験上、あまり育つ可能性は秘めていないのですが、少し乾燥すると調子が上がるかもしれません。ゆっくり見守って下さい。
そして、
2のリードは、練習で使用するだけでなく、少し、
手を加えると調子が上がる場合があります。
その方法をご紹介します。
紙やすりなどで、リードの表面を削り、硬さ(厚さ)を調整する場合もありますが、まずは、1番簡単な方法を。
それは、リード表面をヴァンプ部分1cmくらいをを親指で、リードの繊維を整えるイメージで、根本から先端に向けて2,3回ググッと擦ります。
注意が必要なのは、リードのティップ部分先端から1cmくらいは、加工しないで下さい。
こうする事で、少し吹きやすくなりますよ。
是非、お試し下さい。
皆様のリード育成法がありましたら、是非、メールにて、ご伝授下さい。
心に潤いを
いつも楽しく、あなたのそばにサックスを♪
リードを育てる

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