先日は、木村泰子salon concert 5thに、ご来場頂きありがとうございました。前日は雪も降り、足元が悪い中、お越し頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。
今回は、前回から2年ぶりの開催となりました。コロナ禍で、演奏環境や活動が変わり、その中でも何が出来るのかを模索しながらの運びとなりました。当日を無事に終えられ、安堵しております。
今回はコンサートに向けて、ピアソラの作品を通して、ピアソラの生涯を調べ、研究する時間を過ごすことが出来ました。コンサートでは、お伝えしたい事が多くて、演奏と同じくらい解説の時間をとってしまいました。
ピアソラは、100年前に、踊りの為のタンゴの世界を聴く為の音楽にまで、研究、押し広げてくれた、パワフルなおじさんとプログラムでは、紹介しました。
彼の転機は、ニ度。一度目は、33歳の頃、パリでナディア・ブーランジェからタンゴの要素を盛り込んだ作品が認められて自信をつけた時でした。
二度目は、52歳の頃、心臓発作に見まわれ一時生死の縁をさまよった時でした。この出来事にショックを受け、これまでの人生を見つめなおしました。閉塞感を打開し新たな活動の方向性を探るためにイタリアに活動の場を移すことを決意します。
生涯を通じて残した作品たちが、ピアソラというジャンルを作ったとも言われています。
今回は、ソプラノサックスとアルトサックスを吹きましたが、作品からパワーを頂き、楽しく吹く事が出来ました♪
そして、ピアノ山岸先生、青木先生、お世話になりました。ピアノの伴奏に包まれて吹く幸せ♡噛み締めて吹けました。
ありがとうございました!