口紙は、覆いたい範囲や厚さを折り方で、調整できます。
シンリップ(下唇を巻く方法での奏法)で、長時間練習していると、下唇が痛くなることありますよね。
また、歯並びは、みんな違うので、特定の場所だけ当たって痛いなぁと言う方もいらっしゃると思います。
下歯と下唇の間に、直接食い込みをおさえる為のリップガードなども販売されています。
私の先生も、歯医者様からしっかりフィットするリップガード様の金歯を特注で作って頂いていて、すごいなぁと見ておりました。
ですが、何かを被せるという事は、アンブシュア、マウスピースをくわえるにあたって、口の中での高さが変わりますので、繊細なものです。
リップガードを入れる事によって、アンブシュアが崩れないように注意して、痛さの改善を図りましょう。
今回は、私もやっている簡単に出来る方法を紹介します。
それは、口紙。 正式名称では、ないと思いますが、サックス仲間とは、通用する名称です。
あぶらとり紙を、ご自分の歯の被せたい大きさに合わせて、何回か折ります。
これを、下歯に被せます。
唾液で、湿らせて下歯に張り付いてから、吹いて下さい。
あぶらとり紙は、口の中に長時間入れていても、溶けません。
あぶらとり紙は、薄いので、覆いたい範囲や厚さを調整しやすいと思います。
慣れてくると、そのまま、喋ってしまうほど、自然に使えます。 ただし、飲み込まないように、注意して下さい。
私も、過去何回か、入れたまま笑って、飲み込んでしまったことがあります・・・
お腹の中を旅して、いつの間にか出たと思いますが。
音大の頃、どこのあぶらとり紙がいい!とか、私は、何回折りだ!などを友人と話していた事を思い出します。
あぶらとり紙は、いろんな色があって、私も今日は、何色にしようかなぁ〜と折り紙しながら、練習しています。楽しいですよ。
お悩みの方、試してみて下さい!